機械パワーエレクトロニクスインバータ・チョッパ・PWM★★☆☆☆

スイッチトリラクタンスモータ(SRM)の構造と特性

概要
スイッチトリラクタンスモータ(SRM)の構造と動作原理を扱う。固定子は集中巻,回転子は突極形の鉄心のみで,永久磁石や巻線を一切使わない。回転子が磁気抵抗最小の位置に引き寄せられるリラクタンストルクで回転するため,希土類磁石不要・高速回転に適するという特長がある。
📖用語
SRM(スイッチトリラクタンスモータ)固定子の各磁極巻線に流す電流をスイッチで切り替え,突極形回転子のリラクタンストルクで回転する電動機。
集中巻各固定子磁極に独立したコイルを集中して巻く巻線方式。各相を独立してオンオフしやすい。
突極形磁極が突起状に出た形状の回転子。磁気抵抗の異方性を利用してトルクを発生させる(リラクタンストルク)。
希土類磁石ネオジム(Nd)・サマリウム(Sm)などの希土類元素を含む強力な永久磁石(ネオジム磁石 NdFeB 等)。SRM では使用しない。
スイッチトリラクタンスモータ(SRM:Switched Reluctance Motor)の構造と特性を説明します。
構造
固定子巻線:集中巻(各磁極に独立したコイルを巻く)
回転子形状:突極形(鉄心のみ。コイル・永久磁石・スリップリングなし)
動作原理
固定子の各磁極の巻線に流す電流をスイッチ(パワー半導体)で順番に切り替える。
突極形の回転子が磁気抵抗最小(磁束が最も通りやすい)の位置に引き付けられて回転。
リラクタンスとは「磁気抵抗」のこと。
特徴
回転子は鉄心のみで強固 → 高速回転に適している
ネオジムなどの希土類磁石(永久磁石)を使用しない
→ レアアース依存なし,高温環境でも減磁しない
構造が単純で安価・堅牢
ただしトルクリップル(トルク脈動)が大きい
ネオジムとは
強力な永久磁石(ネオジム磁石:NdFeB)を構成する希土類元素。
図1
関連問題数:1

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