機械照明・電熱・電気化学電熱・ヒートポンプ★★☆☆☆
電熱装置の熱効率と加熱計算
概要
電熱装置の熱効率を踏まえた加熱計算を扱う。融解(相変化)には Q = m × L,温度上昇には Q = m × c × ΔT を使い,消費電力・時間・熱効率の関係から未知量を求める。単位換算(kJ↔J,min↔s)に注意が必要。
📖用語
融解熱(潜熱)L:固体が液体に変わる相変化(融解)の際に必要な熱量を質量で除した値 [kJ/kg]。温度変化は伴わない。
比熱 c:物質 1 kg の温度を 1 K 上昇させるのに必要な熱量 [kJ/(kg·K)]。水の比熱は約 4.2 kJ/(kg·K)。
熱効率 η:電熱装置が消費した電気エネルギーのうち,物体の加熱に有効利用された割合。η = 有効熱量消費電力量 で定義される。
電熱装置とは
電気エネルギーを熱エネルギーに変換して,物体の加熱・溶融・乾燥等を行う装置
(電気炉・電気溶接機・電気ヒータ等)。
熱効率 η は,消費した電気エネルギーのうち有効に物体の加熱に使われた割合。
熱効率 η
η = 有効熱量消費電力量(電気エネルギー)
有効熱量 = P × η × t(P:消費電力,t:時間)
📐基本公式:融解熱
Qfusion = m × L(m:質量,L:融解熱 [kJ/kg])
氷 → 水(0°Cのまま):L = 334 kJ/kg
📐基本公式:比熱と加熱量
Qheat = m × c × ΔT(c:比熱 [kJ/(kg·K)],ΔT:温度差 [K])
水の比熱:c = 4.2 kJ/(kg·K)
計算手順
1. 必要な熱量 Q を求める(融解 or 温度上昇)
2. 有効熱量 = Q → P = Qη × t または t = QP × η
3. 単位換算:t [min] ↔ t × 60 [s],P [kW] ↔ P × 1000 [W]

関連問題数:1問
💬公開コメント(0)誰でも閲覧可
公開コメントはまだありません。