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バイオマス発電とカーボンニュートラル
概要
バイオマス発電の概要と,カーボンニュートラル(炭素中立)の考え方を扱う。原料の種類(木くず・さとうきび等)と得られる燃料の対応,設備の規模的特徴(小規模分散型)も頻出事項。CO2が対象ガスである点を押さえること。
📖用語
バイオマス:植物・動物など生物由来の有機物の総称。木材・農業残渣・食品廃棄物などが含まれる。
カーボンニュートラル(炭素中立):植物が成長時に吸収したCO2と燃焼時に排出するCO2が等しいとみなし,大気中のCO2を実質増加させないという考え方。
バイオエタノール:さとうきびやとうもろこし等を発酵・蒸留して得られるアルコール系燃料。
バイオガス:食品廃棄物や下水汚泥などを嫌気発酵させて得られるメタンを主成分とするガス燃料。
バイオマス発電は,植物等の有機物から得られる燃料を利用した発電方式。
燃料の種類
| 原料 | 得られる燃料 |
|---|---|
| 木くず | 固形化燃料(木質ペレット,チップ) |
| さとうきび | エタノール(バイオエタノール) |
| 食品廃棄物 | バイオガス(メタン) |
「固形化燃料」と「メタン」は原料が異なる点に注意。木くずから主に生成されるのは固形化燃料。
カーボンニュートラル(炭素中立)
植物は成長時にCO2を吸収し,燃焼時にCO2を排出する。吸収量と排出量が等しいとみなせるため,大気中のCO2を実質的に増加させない「炭素中立」なエネルギー源とされる。カーボンニュートラルの概念はCO2(二酸化炭素)の収支に着目したものである。
設備の特徴
バイオマス資源は分散して存在するため,発電設備は一般的に「小規模分散型」。化石燃料と異なり,大規模集中型には適さない場合が多い。

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