電力原子力・新エネルギー太陽光・風力・燃料電池★★☆☆☆

燃料電池の原理と種類

概要
燃料電池は、水素と酸素の電気化学反応(水の電気分解の逆反応)によって化学エネルギーを直接電力に変換する装置。出力は直流であり、系統連系にはインバータが必要。電解質の種類(りん酸形・溶融炭酸塩形・固体高分子形・固体酸化物形)による分類、コジェネレーションへの応用、燃料供給方式(直接水素または改質器経由)が試験の主要ポイント。
📖用語
燃料電池水素と酸素の電気化学反応(水の電気分解の逆反応)によって化学エネルギーを直接直流電力に変換する装置。燃焼を伴わない。
インバータ(直交変換装置)直流電力を交流電力に変換する装置。燃料電池の出力は直流のため、系統連系には必須。
電解質燃料電池内でイオンを通過させる媒体。りん酸・溶融炭酸塩・固体高分子膜・固体酸化物などの種類がある。
改質器(リフォーマ)天然ガス・メタノール・LPGなどを化学反応させて水素に変換する装置。
コジェネレーション(コジェネ)発電と同時に発生する排熱を空調・給湯・暖房に活用し、エネルギー総合効率を高めるシステム。
PAFC(りん酸形燃料電池)電解質にりん酸を用いる。動作温度約200°Cで実績が豊富。
SOFC(固体酸化物形燃料電池)電解質に固体酸化物(セラミック)を用いる。動作温度約1000°Cで高効率。
燃料電池は,水素と酸素の電気化学反応(水の電気分解の逆反応)によって化学エネルギーを直接電気エネルギーに変換する装置。
動作原理
水素(燃料)と酸素(空気中)が電解質を介して反応し,直流電力を発生する。燃焼を伴わないため高効率で,NOxの発生が少ない。
出力は直流。系統連系や交流機器への供給にはインバータ(直交変換装置)が必要。
電解質による分類
種類電解質動作温度特徴
りん酸形(PAFC)りん酸約200°C実績豊富,コジェネ向き
溶融炭酸塩形(MCFC)溶融炭酸塩約650°C大型・発電効率高い
固体高分子形(PEFC)固体高分子膜80〜100°C小型・起動速い,家庭用
固体酸化物形(SOFC)固体酸化物約1000°C高効率,セラミック電解質
燃料の供給方法
水素を直接供給するか,天然ガス・メタノール・LPGなどを改質器(リフォーマ)で水素に変換して供給する。
燃料は外部から連続供給(一次電池のように使い捨てではなく,充電も不要)。
コジェネレーション
発電時に発生する排熱を空調・給湯・暖房に活用できる(熱電供給,コジェネ)。総合エネルギー効率が高い。
図1
関連問題数:1

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