機械照明・電熱・電気化学照明計算★★☆☆☆

光度・光束・輝度の定義と関係式

概要
照明工学の基本量である光度・光束・照度・輝度の定義と相互の関係式を説明する。均等放射点光源に対する光度・照度・輝度の計算公式を使いこなすことが,照明計算問題の基本となる。
📖用語
光束(F)光源から放射される光のエネルギー量(全方向の合計)。単位は [lm](ルーメン)
光度(I)特定の方向への単位立体角あたりの光束。単位は [cd](カンデラ)
照度(E)受光面の単位面積あたりの入射光束。単位は [lx](ルクス)
輝度(L)光源の単位投影面積・単位立体角あたりの光束。単位は [cd/m2]
立体角(sr)球面上の面積を半径の2乗で割った無次元量。全球面は 4π sr
均等放射光源が全方向に一様に光を放射する状態
光に関する基本量の定義
記号単位定義
光束F[lm](ルーメン)光源から放射される光のエネルギー量(全方向の合計)
光度I[cd](カンデラ)特定の方向への単位立体角あたりの光束
照度E[lx](ルクス)受光面の単位面積あたりの入射光束
輝度L[cd/m2]光源の単位投影面積・単位立体角あたりの光束
📐基本公式:光度・照度・輝度
均等放射(全方向に一様に放射)する光源の光度 I[cd]:
I = F
(F:全光束[lm],4π:全立体角[sr])
点光源の照度 E[lx]:
E = Ir2 × cosθ
(r:光源から受光面までの距離[m],θ:法線方向からの入射角)
直下照度(θ=0):E = Ih2(h:光源の高さ[m])
輝度 L[cd/m2]:
L = IS
(S:光源の投影面積[m2])
球形光源の場合,投影面積 S = π × r2(r:球の半径[m])
使い方・ポイント
「均等放射」では全立体角 4π sr に均一に放射するため,光度 = 全光束 となる。
照度計算は点光源の逆二乗則:距離が2倍になると照度は14になる。
輝度の投影面積は「観測方向に投影した見かけの面積」であることに注意。
図1
関連問題数:1

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