機械自動制御・情報処理フィードバック制御の基礎★★☆☆☆

ブロック線図と合成伝達関数の求め方

概要
ブロック線図を用いた制御系の合成伝達関数の求め方を解説する。直列結合・並列結合・フィードバックループの等価変換ルールを組み合わせ、閉ループ伝達関数の基本公式 W = GF1 + GF × GB を適用することで複雑な制御系を一つの伝達関数に整理できる。内側のループから順に処理するのが基本手順。
📖用語
ブロック線図制御系の各要素(伝達関数)と信号の流れを図式化したもの。四角いブロックと矢印で構成される。
伝達関数制御系の入力と出力の比を周波数領域(ラプラス変換)で表した関数。
閉ループ(フィードバックループ)出力の一部を入力側に帰還させた制御系の構造。
前向き経路入力から出力に向かう信号経路。この経路上の伝達関数の積が GF となる。
ブロック線図とは
制御系の各要素(伝達関数)と信号の流れを,四角いブロックと矢印で図式化したもの。
複雑な制御系でも信号経路が視覚的に把握でき,合成伝達関数の計算に使われる。
📐基本公式:閉ループ伝達関数
W = GF1 + GF × GB
GF:前向き経路の積
GB:フィードバック経路の積(負帰還の場合)
ブロック線図の等価変換ルール
操作方向挿入するブロック
直列結合G1 × G2
並列結合G1 + G2
信号加算点の移動前方移動(ブロックの下流へ)越えたブロック G をそのまま掛ける
信号加算点の移動後方移動(ブロックの上流へ)越えたブロックの逆数 1G を掛ける
引出し点の移動前方移動(ブロックの下流へ)越えたブロックの逆数 1G を掛ける
引出し点の移動後方移動(ブロックの上流へ)越えたブロック G をそのまま掛ける
解法の手順
1. 最も内側のフィードバックループを先に閉ループ化する
2. 並列・直列結合を統合して前向き経路と帰還経路を整理する
3. W = GF1 + GF × GB に代入して合成伝達関数を求める
図1
関連問題数:1

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