電力原子力・新エネルギー原子力発電★★☆☆☆

原子力発電の核燃料とウラン濃縮

概要
原子力発電所(軽水炉)では天然ウランに含まれるウラン235を3〜5%程度に濃縮した「低濃縮ウラン」を燃料として使用する。高速中性子を減速材で熱中性子に変換し,ウラン235に衝突させることで連鎖反応を維持する。
📖用語
軽水炉(LWR)冷却材・減速材に普通の水(軽水)を使う原子炉。代表的な種類にPWR(加圧水型)とBWR(沸騰水型)がある。国内の商用炉の主流。
熱中性子核分裂で生じた高速中性子を減速材でエネルギーを落とした低速の中性子。ウラン235に衝突させると核分裂を起こす。
減速材高速中性子を熱中性子に変換する材料。軽水・重水・黒鉛などが使われる。
原子力発電所で使用する核燃料と,ウラン濃縮の基礎知識。
ウランの濃縮度分類
分類ウラン235濃縮度用途
天然ウラン約0.7%黒鉛炉・重水炉で使用可能
低濃縮ウラン数%〜20%未満軽水炉(PWR・BWR)の燃料(通常3〜5%)
高濃縮ウラン20%以上(特に90%以上)研究炉・核兵器など
軽水炉で使用するのは「低濃縮ウラン」(3〜5%程度)である。
核分裂・連鎖反応・減速材
熱中性子:エネルギー値が低く速度の遅い中性子 → ウラン235に衝突させると核分裂を起こす
連鎖反応:1回の核分裂で発生した中性子が他のウラン235に衝突してまた分裂する反応が連続する現象
減速材:高速中性子を熱中性子に変換するために使用。軽水・重水・黒鉛など
放射線の種類
α線:ヘリウム原子核の流れ
β線:電子の流れ
γ線:電磁波(最も透過力が強い)
図1
関連問題数:1

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