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2025年3月23日実施 電力 A問題 問4
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問題一覧
電力
原子力・新エネルギー
原子力発電
出題頻度: ★☆☆☆☆
配点: 5点
2025年3月23日実施 電力 A問題 問4
原子力発電に関する記述として,誤っているものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。
選択肢
(1)
原子力発電所では,ウラン235を2〜4%まで濃縮した高濃縮ウランを使い,エネルギーを取り出している。
(2)
放射線にはα線,β線,γ線などがあり,放射線を出す能力を放射能といい,放射能を有する物質を放射性物質と呼ぶ。
(3)
原子燃料の原子核に,エネルギー値が低く速度の遅い中性子を衝突させると,核分裂を起こす。
(4)
原子燃料の核分裂により発生した1個以上の熱中性子が,別の原子核を分裂させる反応が連続的に持続する現象を連鎖反応という。
(5)
減速材は,核分裂によって新たに生じたエネルギー値が高い高速中性子のエネルギーの一部を吸収させて,低速の熱中性子を得るために用いる。
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解説
選択肢(1)が誤り。
「高濃縮ウラン」という表現が誤り。
ウランの濃縮度の分類
•
天然ウラン:ウラン235の含有割合は約0.7%
•
低濃縮ウラン:数%〜20%未満(軽水炉の燃料は通常3〜5%)
•
高濃縮ウラン:20%以上(特に90%以上は兵器級)
一般の原子力発電所(軽水炉)では「低濃縮ウラン」(3〜5%程度)を使用する。2〜4%程度に濃縮したウランは「低濃縮ウラン」であり,「高濃縮ウラン」ではない。
各選択肢の解説
(2) 正しい。α線はヘリウム原子核の流れ,β線は電子の流れ,γ線は電磁波。
(3) 正しい。熱中性子(エネルギーが低く速度の遅い中性子)をウラン235に衝突させると核分裂が起きる。
(4) 正しい。1回の核分裂で2〜3個の中性子が放出され,それが連続的に核分裂を引き起こす現象を連鎖反応という。
(5) 正しい。減速材(軽水,重水,黒鉛など)は核分裂で生じた高速中性子を熱中性子に減速させるために用いる。
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