電力送電・配電配電方式・故障計算★★☆☆☆
分散型電源の配電系統連系
概要
太陽光発電や燃料電池などの分散型電源を配電系統に連系する際の技術的事項を扱う。逆潮流による電圧上昇とその対策(遅れ力率運転・SVR設置),高調波フィルタの必要性,大容量電源の連系時の系統増強が主要テーマ。
📖用語
逆潮流:分散型電源(太陽光発電等)が発電した電力を配電系統側へ送り込む方向の電力の流れ。通常の潮流方向(変電所→需要家)と逆向き。
インバータ:直流(DC)を交流(AC)に変換する電力変換装置。太陽光発電・燃料電池などが系統連系に使用する。高調波電流が発生しやすい。
SVR(ステップ式自動電圧調整器):配電線に設置して自動的に電圧を調整する変圧器。逆潮流による電圧変動の対策として用いる。
高調波:基本周波数(50/60 Hz)の整数倍の周波数成分。インバータのスイッチング動作で発生し,電力品質を低下させる。
太陽光発電や風力発電等の分散型電源を電力系統に接続(連系)する際の技術的事項。
逆潮流と電圧上昇
分散型電源が発電電力を系統へ送り込む(逆潮流)と,配電線の電圧が上昇する。電圧上昇を抑制するには:
•インバータの無効電力制御(遅れ力率で運転し無効電力を吸収)
•受電点の力率を系統側から見て「遅れ力率」に設定する(進み力率にすると,配電線のリアクタンスによる電圧上昇効果が加わり,電圧上昇がさらに悪化する)
高調波対策
太陽光発電・燃料電池等はインバータ(電力変換装置)を介して連系するため,高調波電流が発生しやすい。フィルタを設置して高調波流出を抑制する。
電圧調整(SVR)
逆潮流等により低圧需要家の電圧が不適正になる場合,ステップ式自動電圧調整器(SVR)を設置する。
大容量分散型電源の連系
専用線による連系や,負荷分割・系統増強が必要になる場合がある。

関連問題数:1問
💬公開コメント(0)誰でも閲覧可
公開コメントはまだありません。