法規電気設備技術基準発電設備・分散型電源・系統連系⚖️ 電気設備の技術基準の解釈★★☆☆☆

電気自動車充放電設備(V2H)の施設基準

概要
電気設備技術基準の解釈第199条の2に定める電気自動車等から一般用電気工作物へ電気を供給する設備(V2H)の施設基準を扱う。原則として対地電圧150V以下が必要だが、直流450V以下・非接地直流電路・絶縁変圧器の設置・地絡時の自動遮断装置・電線切断時の自動遮断装置という条件を全て満たせば例外が認められる。各要件を正確に覚えることが重要である。
📖用語
V2H(Vehicle to Home)電気自動車(EV)のバッテリーから家庭の電気設備へ電力を供給する仕組み。
電力変換装置直流(DC)と交流(AC)の間で電力を変換する機器(インバータ・コンバータ等)の総称。
絶縁変圧器一次側と二次側が電気的に絶縁(分離)された変圧器。直流回路を交流系統から切り離すために使用する。
地絡電路の導体が大地(アース)と意図せず接触し、電流が大地に流れる現象。感電・火災・機器損傷の原因となる。
非接地(直流電路)直流電路の導体を大地に接続しない方式。地絡時の電流を抑制し安全性を高める。
⚖️条文(要約)
電気自動車等から電気を供給するための設備の施設(電技解釈 第199条の2第1項第五号)
(同項第一号〜第四号は,出力10kW未満・地絡保護・過電流保護・屋側配線の別要件を規定。以下は対地電圧に関する第五号)
電気自動車等と供給設備とを接続する電路(電気機械器具内の電路を除く。)の対地電圧は,150 V 以下であること。ただし,次により施設する場合はこの限りでない。
a) 対地電圧が,直流 450 V 以下であること。
b) 供給設備が,低圧配線と直接接続して施設すること。
c) 直流電路が,非接地であること。
d) 直流電路に接続する電力変換装置の交流側に絶縁変圧器を施設すること。
e) 電気自動車等と供給設備とを接続する電路に地絡を生じたときに自動的に電路を遮断する装置を施設すること。
f) 電気自動車等と供給設備とを接続する電路の電線が切断したときに電気の供給を自動的に遮断する装置を施設すること。ただし,電路の電線が切断し,充電部分が露出するおそれのない場合はこの限りでない。
使い方・ポイント
原則:対地電圧 150 V 以下
例外適用の条件(全てを満たすこと):
a) 直流 450 V 以下 c) 直流電路が非接地 d) 交流側に絶縁変圧器
e) 地絡検出→自動遮断 f) 電線切断→自動遮断
b)「低圧配線と直接接続」が要件(コンセント接続は対象外)
図1
関連問題数:1

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