電力水力発電水力発電の原理・計算★★☆☆☆

水車発電機と主変圧器の結線方式

概要
水力発電所の主変圧器(昇圧変圧器)は,発電機側をΔ結線,系統側をY結線とするのが標準的な結線方式である。発電機側のΔ結線は第3調波電流を環流させて系統への流出を防ぎ,系統側のY結線は中性点接地により地絡保護を容易にする。この2つの目的と結線側の対応を正確に把握することが重要である。
📖用語
Δ結線(デルタ結線)三相変圧器の巻線を三角形に接続する結線方式。第3調波電流が回路内で環流して系統外に漏れない特性がある。
Y結線(スター結線)三相変圧器の巻線を星形に接続し,中性点から大地に接地できる結線方式。中性点接地により地絡保護が容易になる。
水力発電所では,発電機で発電した電力を主変圧器で昇圧して送電系統に送り出す。この主変圧器の結線方式には一定の原則がある。
主変圧器(昇圧変圧器)の標準結線
発電機側(低圧側):Δ結線
送電系統側(高圧側):Y結線
Δ結線を発電機側に採用する理由
第3調波電流をΔ回路内で環流させて系統への流出を防ぐ
Y結線を系統側に採用する理由
Y結線の中性点を接地することで地絡保護が容易になる
中性点電圧が線間電圧の13に抑えられ,絶縁設計が有利
図1
関連問題数:1

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