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2025年3月23日実施 電力 A問題 問1
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問題一覧
電力
水力発電
水力発電の原理・計算
出題頻度: ★☆☆☆☆
配点: 5点
2025年3月23日実施 電力 A問題 問1
水力発電に関する記述として,誤っているものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。
選択肢
(1)
電圧の大きさや周波数は,自動電圧調整器と調速機を用いて制御される。
(2)
カプラン水車は,プロペラ水車の一種で,流量に応じて羽根の角度を調整することができるため,部分負荷での効率の低下が少ない。
(3)
発電所で発電された電力は,発電電圧を主変圧器で昇圧した後,送電される。この主変圧器には発電機側にY結線,系統側にΔ結線のものが多く用いられる。
(4)
ペルトン水車は,水の衝撃力で回転する衝動水車の一つである。
(5)
水車発電機の回転速度は,汽力発電と比べて小さいため,発電機の磁極数は多くなる。
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解説
選択肢(3)が誤り。
水力発電所の主変圧器(昇圧変圧器)の標準的な結線は「発電機側(低圧側):Δ結線,系統側(高圧側):Y結線」である。選択肢(3)は発電機側と系統側が逆になっており誤り。
Δ結線を発電機側に採用する理由
•
第3調波電流をΔ回路内で環流させて系統への流出を防ぐ
Y結線を系統側に採用する理由
•
Y結線の中性点を接地することで地絡保護が容易になる(零相電流の流れ道が確保できる)
•
中性点電圧が線間電圧の
1
3
に抑えられ,絶縁設計が有利
各選択肢の解説
(1) 正しい。電圧の大きさは自動電圧調整器(AVR)が界磁電流を制御して調整し,周波数はガバナ(調速機)が水量を制御して調整する。
(2) 正しい。カプラン水車はプロペラ水車の一種で,流量に応じてランナ羽根の角度を変えられるため部分負荷での効率低下が少ない。
(4) 正しい。ペルトン水車は,ノズルから噴出した水の衝撃力(運動エネルギー)でランナを回転させる衝動水車の一種。
(5) 正しい。水車発電機は回転速度が低いため,同期速度の公式
n
s
=
120f
p
(p:磁極数)より,磁極数は多くなる。
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