モグラ電験
トップ
お知らせ一覧
モグラ電験について
出題
過去問一覧
学習ポイント一覧
第三種電気主任技術者
ログイン
一覧に戻る
前へ
2025年3月23日実施 電力 A問題 問14
次へ
問題一覧
電力
送電・配電
送電特性・電圧降下・電力損失
出題頻度: ★☆☆☆☆
配点: 5点
2025年3月23日実施 電力 A問題 問14
送電線路及び配電線路で導電材料として利用される銅に関する記述として,誤っているものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。
選択肢
(1)
銅は,20°Cでは銀に次いで最も導電率の高い金属である。
(2)
導体の導電率は,20°Cでの標準軟銅の導電率を100%として比較した百分率で表される。
(3)
電線やケーブルの導体材料に使用される銅は,一般に電気銅を精製したものが用いられる。
(4)
軟銅線は,硬銅線を焼きなますことで製造され,硬銅線と比較して可とう性はよくなり,導電率は低くなる。
(5)
一般にCVケーブルの銅導体には軟銅線が用いられ,架空送電線の銅導体には硬銅線が用いられる。
解答する
💡
解説
選択肢(4)が誤り。
「導電率は低くなる」という部分が誤り。正しくは「導電率は高くなる」。
軟銅線の製造と特性
軟銅線は硬銅線を「焼きなまし(アニーリング)」することで製造する。焼きなましとは,電線を高温に加熱した後にゆっくりと冷却する熱処理のこと。
焼きなましの効果:
•
可とう性(柔軟性)が向上する → 正しい記述
•
導電率が上昇(高くなる)する → 選択肢(4)の「低くなる」は誤り
•
引張強度は低下する
導電率が高くなる理由
硬銅線は冷間引き抜き加工(伸線加工)により結晶格子が乱れ(加工硬化),電子の移動が妨げられるため導電率が低下する(標準軟銅 100% に対して 97〜99% 程度)。焼きなましにより結晶格子が整列し,電子の移動が容易になるため導電率が回復して高くなる。
各選択肢の解説
(1) 正しい。銀(Ag)が最も導電率が高く,銅(Cu)が2番目。
(2) 正しい。導電率の基準は 20°Cでの標準軟銅(100%)で比較する。
(3) 正しい。電線・ケーブル用の銅は電気銅(純度99.9%以上)を精製したものを使用する。
(5) 正しい。CVケーブルは可とう性が必要なため軟銅線を使用し,架空送電線は引張強度が必要なため硬銅線を使用する。
💬
公開コメント
(0)
誰でも閲覧可
公開コメントはまだありません。
0 / 200 ※ログインしていない場合はゲストとして公開されます
公開
関連する学習ポイント
送電・配電
送電特性・電圧降下・電力損失
電線導体の材料と特性(軟銅線・硬銅線)
概要
ログインすると解答を記録できます。
ログイン
一覧に戻る
前へ
2025年3月23日実施 電力 A問題 問14
次へ