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2025年3月23日実施 電力 A問題 問2
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問題一覧
電力
火力発電
熱サイクル・熱効率
出題頻度: ★☆☆☆☆
配点: 5点
2025年3月23日実施 電力 A問題 問2
汽力発電において,熱効率の向上を図る方法として,誤っているものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。
選択肢
(1)
高温高圧の蒸気を使用する。
(2)
復水器の真空度を高める。
(3)
再熱サイクルを利用する。
(4)
給水加熱器で抽気温度を上げる。
(5)
節炭器で排ガス温度を下げる。
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解説
選択肢(4)が誤り。
給水加熱器(再生サイクル)の目的は「給水温度を上げる」ことであり,「抽気温度を上げる」ことが目的ではない。
再生サイクルの仕組み
タービン途中から蒸気を「抽気」し,その熱で給水(復水器から出た水)を予熱して「給水温度を上げる」。これにより復水器での低品位な放熱量が減少し,熱効率が向上する。「抽気温度を上げる」と逆にタービンに使える蒸気の仕事量が減少する。
各選択肢の解説
(1) 正しい。高温高圧化はカルノー効率 η = 1 −
T
L
T
H
を高め,熱効率を向上させる。
(2) 正しい。復水器の真空度を高めると復水器内の圧力・温度が低下し,蒸気が膨張できる範囲が広がるため効率が向上する。
(3) 正しい。再熱サイクルは高圧タービンで膨張した蒸気を再加熱器で再び加熱してから低圧タービンへ送ることで,蒸気の湿り度増加を防ぎつつ熱効率を向上させる。
(5) 正しい。節炭器(エコノマイザ)は煙道排ガスの余熱で給水を予熱する装置。排ガス温度を下げることで排熱損失を低減し,熱効率を向上させる。
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