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2024年8月18日実施 電力 A問題 問8
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問題一覧
電力
送電・配電
送電特性・電圧降下・電力損失
出題頻度: ★☆☆☆☆
配点: 5点
2024年8月18日実施 電力 A問題 問8
架空送電線の振動の特徴と対策に関する記述として,誤っているものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
選択肢
(1)
送電線の上下配列にオフセットを設けて,電線どうしが接触しないようにする方法がある。
(2)
電線に当たる一様な微風により,電線の背後に空気の渦が生じ,電線が上下に振動する現象を微風振動といい,これを抑制する方法としてダンパの取付けがある。
(3)
電線に付着した氷雪の断面が非対称になり,これに風が当たることで発生する揚力の影響で,電線が振動する現象をギャロッピングといい,多導体では発生しにくい。
(4)
多導体の送電線に風速 10 m/s を超える風が当たることで,多導体の素導体が不安定になり電線が振動する現象をサブスパン振動という。
(5)
電線に付着した氷雪が脱落し,その反動で電線がはね上がる現象をスリートジャンプという。
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解説
架空送電線の主な振動現象の比較
現象
原因
対策
多導体での特徴
微風振動(エオリアン振動)
均一な微風による電線背後のカルマン渦
ダンパの取付け
単導体・多導体ともに発生
ギャロッピング
氷雪付着による翼断面形成と揚力
オフセット配列,相間スペーサ
多導体の方が発生しやすい(相間スペーサにより電線の回転が制限され,非対称な着雪形状が保たれやすいため)
サブスパン振動
多導体間の後流干渉(風速10 m/s超)
スペーサの取付け
多導体特有の振動
スリートジャンプ
付着氷雪の一斉脱落と反動
オフセット,均等脱雪
—
各選択肢の解説
「ギャロッピングは多導体では発生しにくい」は誤り。多導体は相間スペーサによって電線の回転が制限されるため,氷雪による非対称な断面形状が保たれやすく,むしろギャロッピングが発生しやすい。「多導体だから発生しにくい」という記述は実際の傾向と逆である。なお「多導体特有」の振動現象はサブスパン振動(選択肢(4))である。
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答え:(3)
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