誘導発電機は三相誘導電動機をわずかに同期速度以上で回転させると発電機として動作する。
小水力発電や風力発電に使用される。
(1) 励磁装置が不要 → 正しい
誘導発電機は,電力系統から遅れ無効電力を吸収して励磁する(自己励磁ではない)。
直流励磁装置や界磁コイルが不要なため,構造が簡単・低コスト・保守が容易。
(2) 運転操作が簡単 → 正しい
同期発電機は系統並列時に電圧・周波数・位相を系統に合わせる「同期投入」が必要だが,
誘導発電機は誘導電動機と同じ操作で系統に接続でき,操作が簡単。
(3) 回転磁界と回転子の速度差(すべり)→ 正しい
誘導機の基本原理として,固定子が作る回転磁界(同期速度)と
回転子の実際の速度の間に「すべり s」がある。
発電機動作では,回転子速度 > 同期速度(すべりが負)となる。
(4) 単独運転不可 → 正しい
誘導発電機は自ら無効電力(励磁電流)を供給できないため,
電力系統(または進相コンデンサ)から励磁電力を得る必要があり,単独運転ができない。
(5) 系統並列時の突入電流が小さい → 誤り(正答)
誘導発電機(誘導電動機と同じ構造)を系統に直入れ(直接接続)すると,
始動時と同様に定格電流の 5〜8 倍程度の大きな突入電流(beginning current)が流れる。
「突入電流が小さい」は誤りであり,正しくは「突入電流が大きい」。
正答:(5)