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2026年3月22日実施 電力 A問題 問10
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問題一覧
電力
送電・配電
送電特性・電圧降下・電力損失
出題頻度: ★☆☆☆☆
配点: 5点
2026年3月22日実施 電力 A問題 問10
地中ケーブルの布設方法には,大別して直接埋設式,管路式,暗きょ式などがある。これらに関する記述として,誤っているものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
選択肢
(1)
工事費が安く,工事期間が短い布設方法は,一般に直接埋設式,管路式,暗きょ式の順である。
(2)
直接埋設式では,管路あるいは暗きょといった構造物を伴わないが,地中送電線路内での事故発生に対する事故復旧は一般に管路式,暗きょ式と比較して時間を要する。
(3)
直接埋設式での電力ケーブルの外傷被害等を受けるリスクは,一般に管路式や暗きょ式と比べて高い。
(4)
暗きょ式,管路式は,直接埋設式と比べると,将来の電力ケーブル増設が容易である。
(5)
管路式では,一般に直接埋設式,暗きょ式と比較して熱放散が良いため,電力ケーブルの多条数布設に対して送電容量の制約を受けにくい。
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解説
各選択肢の解説
各布設方式の概要
布設方式
概要
特徴
直接埋設式(直埋式)
土中に直接ケーブルを埋める
工事費は最も安いが,土圧・外傷のリスクがあり,増設・引替えが困難
管路式(パイプ布設式)
コンクリート管やポリエチレン管をあらかじめ埋設し,管内にケーブルを通す
増設・引替えは容易だが,熱放散が悪く許容電流は小さめ
暗きょ式(洞道式)
トンネル状の洞道(電力洞道)を構築し,その内部にケーブルを架設する
最も工事費が高いが,多回線の布設・保守が容易で,換気による熱放散が良く大容量に対応可能
(1) 直接埋設式 → 正しい
工事費が最も安く,増設・引替えが困難というのは正しい記述。
(2) 管路式の引替えが容易 → 正しい
管路式は管内にケーブルを通す構造なので,古いケーブルを引き出して新しいものを
引き入れる(引替え)が比較的容易。
(3) 暗きょ式と多回線布設 → 正しい
洞道内には多数のケーブルを敷設できるため,多回線化に適している。
(4) 暗きょ式の工事費が最高 → 正しい
トンネル構造物の構築が必要なため,直接埋設式・管路式より工事費が大幅に高い。
(5) 管路式の方が熱放散に優れる → 誤り(正答)
管路式は管がケーブルの周囲を取り囲み,土中に熱がこもりやすいため,
熱放散が「悪い」のが欠点である。
暗きょ式(洞道式)は洞道内の換気が可能で熱放散が「良く」,許容電流が大きい。
「管路式の方が熱放散に優れる」は逆であり,誤り。
正答:(5)
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