電力送電・配電送電特性・電圧降下・電力損失★★☆☆☆
地中ケーブルの布設方式(直接埋設式・管路式・暗きょ式)
概要
地中電線路のケーブル布設方法には,直接埋設式・管路式・暗きょ式(洞道式)の3方式があり,工事費・熱放散性・保守性の観点でそれぞれ特徴が異なる。
📖用語
直接埋設式(直埋式):土中に直接ケーブルを埋設する布設方式
管路式(パイプ布設式):コンクリート管やポリエチレン管をあらかじめ埋設し,管内にケーブルを通す布設方式
暗きょ式(洞道式):トンネル状の洞道(電力洞道)を構築し,内部にケーブルを架設する布設方式
布設方式の比較
| 布設方式 | 工事費 | 熱放散・許容電流 | 保守・増設 |
|---|---|---|---|
| 直接埋設式 | 最も安い | 土中に熱がこもりやすい | 増設・引替えが困難で,土圧・外傷のリスクがある |
| 管路式 | 直接埋設式より高い | 管内に熱がこもりやすく,許容電流は小さめ | 管内を通すため増設・引替えが容易 |
| 暗きょ式 | 最も高い | 換気により熱放散が良く,許容電流を大きくできる | 多回線の布設・保守が容易 |
使い方・ポイント
•工事費は「直接埋設式 < 管路式 < 暗きょ式」の順に高くなる
•熱放散性は「管路式(悪い)< 直接埋設式 < 暗きょ式(良い)」の順に優れ,暗きょ式は換気により大容量ケーブルの布設に適する
•管路式は熱放散に劣るが,増設・引替えのしやすさに優れる

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