インダクタンス [H] = [Wb/A]:正しい
インダクタンスとは「コイルに 1 A の電流を流したとき,どれだけの鎖交磁束(巻き数 × 磁束)が生じるか」を表す量。
「磁束 [Wb] ÷ 電流 [A]」= [Wb/A] が単位になるため,[H] = [Wb/A] は正しい。
磁束 [Wb] ≠ [V/s]:誤り ✗
磁束とは「この磁束が 1 秒間で消えると,コイルに 1 V の起電力が生じる」量のことである。
つまり「電圧 [V] × 時間 [s]」= [V·s] が磁束の単位であり,[Wb] = [V·s](ボルト秒)。
選択肢の [V/s] は「ボルト ÷ 秒」で,これは起電力が変化する速さにあたり,磁束の単位ではない。
(参考:ファラデーの法則 e = dΦdt を変形すると Φ = ∫e dt となり,同じ結論が得られる)
磁界の強さ [A/m]:正しい
磁界の強さとは「1m の経路に対してどれだけの起磁力(アンペア)が働くか」を表す量。
「電流 [A] ÷ 長さ [m]」= [A/m] が単位になる。
(m はメートル,A はアンペアを表す)
磁気抵抗 [H-1] = [A/Wb]:正しい
磁気抵抗とは「1 Wb の磁束を通すために必要な起磁力 [A]」,つまり磁束の流れにくさを表す量。
「起磁力 [A] ÷ 磁束 [Wb]」= [A/Wb] が単位になる。
また,[H] = [Wb/A] の裏返しなので [H-1] = [A/Wb] とも書ける。
透磁率 [H/m]:正しい
透磁率とは「同じ磁界の強さでも,材料によって磁束密度がどれだけ違うか」を表す材料定数(磁場の通しやすさ)。
B(磁束密度 [T])= μ × H の関係より μ = BH → TA/m = Wb/m2A/m = Wbm·A = [H/m]。